中国の高速鉄道をロシアに・・・「輸出」で覚書を交わす

中国政府・国家発展改革委員会とロシア政府運輸省、中国鉄路総公司とロシア亜鉄道が13日、モスクワ市内で北京とモスクワを結ぶ「高速運輸通路」の建設推進で覚書を交わした。調印式にはロシアを訪問中の李克強首相とロシア連邦のメドベージェフ首相が同席した。中国メディアの中国新聞社、毎日経済新聞が報じた。
計画では、モスクワ市と同市東約800キロメートルの位置にあるタタールスタン共和国のカザン市を結ぶ高速鉄道を優先して建設する。
ロシアでは2014年に冬季五輪大会が開催されたソチで、163キロメートルの鉄道線を建設し、時速約180キロメートルでの列車運行を実施。また、モスクワとサンクトペテルブルク、サンクトペテルブルクとフィンランドのヘルシンキ、モスクワとニジニ・ノヴゴロドを結ぶ鉄道路線で列車の高速運行を行っているが、既存路線を利用したもので、厳密に言えば「高速鉄道路線」ではないという。
ロシアは2030年までに鉄道網2万キロメートル分の建設を目指している。うち5000キロメートル分は高速鉄道とする考えだ。うち、高速鉄道2号線とされるのがモスクワとロシア連邦中央部を結ぶエカテリンブルグを結ぶ約1595キロメートルの路線で、モスクワ-カザンはその一部となる。
ロシアは現在、モスクワとサンクトペテルブルクを結ぶ約658キロメートルの路線を「高速鉄道1号線」として計画している。全長は658キロメートルで設計時速は400キロメートル。2018年までの完成を目指すという。(編集担当:如月隼人)
中国政府・国家発展改革委員会とロシア政府運輸省、中国鉄路総公司とロシア亜鉄道が13日、モスクワ市内で北京とモスクワを結ぶ「高速運輸通路」の建設推進で覚書を交わした。調印式にはロシアを訪問中の李克強首相とロシア連邦のメドベージェフ首相が同席した。中国メディアの中国新聞社、毎日経済新聞が報じた。
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2014-10-14 16:45