スポット金は上昇し１２４７．０ドルで引けた

　１０日、スポット金は上昇し１２４７．０ドルで引けた。米労働省がこの日発表した雇用統計によると、１２月の失業率は２００８年１０月以来の低水準となる６．７％に低下した。非農業部門雇用者数は前月比７万４０００人の増加と、エコノミスト予想を下回り、２０１１年１月以来の低い伸びとなった。 　２月限の原油価格はわずかに上昇。９２．６６ドルで終えた。　ロイター社の調査によると、雇用者数のさえない伸びにもかかわらず、今月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）では引き続き月額１００億ドルの量的緩和縮小が決定され、年内に終了すると予想されている。また、中国の原油輸入が過去最高になったことも買い材料となった。（情報提供：東岳証券株式会社）