「iPhone」と「iPad」がフィンランド経済を苦境に陥れた!?=中国メディア

 中国メディアの騰訊科技は14日、フィンランドのアレクサンデル・ストゥブ首相がこのほど、米メディアCNBCのインタビューに対し、フィンランド経済が苦境に直面している背景として米国のアップル社の名前を挙げて苦言を呈したことを伝えた。  記事は、米国の格付機関スタンダード・アンド・プアーズがフィンランドの経済成長が緩慢だとして格付けを最上級の「AAA」から「AAプラス」に引き下げたことを紹介。これに対し、ストゥブ首相が「アップルのせいでフィンランドが格下げになった」との見方を示したことを伝えた。  ストゥブ首相はインタビューに対し、フィンランドは近年、2度の経済的打撃を受けたとし、1度目の打撃として、「ノキアがiPhoneによって淘汰された」ことを挙げ、2度目の打撃として「森林資源の豊富なフィンランドにとって重要な産業である製紙業がiPadによって試練に直面している」ことを挙げたと伝えた。  記事は、かつて携帯電話メーカーとして世界最大のシェアを有していたノキアは、アップルとアンドロイド陣営の熾烈な競争に敗れ、携帯電話部門の売却を迫られたと紹介。さらに、世界の消費者が読書などの際に伝統的な印刷物からタブレットなどのデバイスへ移行しているとし、フィンランドの製紙業がかつてない苦境に直面していると報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Kunanon Tuntasoot/123RF.COM)
中国メディアの騰訊科技は14日、フィンランドのアレクサンデル・ストゥブ首相がこのほど、米メディアCNBCのインタビューに対し、フィンランド経済が苦境に直面している背景として米国のアップル社の名前を挙げて苦言を呈したことを伝えた。(イメージ写真提供:(C)Kunanon Tuntasoot/123RF.COM)
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2014-10-15 12:45