東洋エンジニアリングは外資系証券が目標株価を750円へ引き上げ

  総合エンジニアリング事業の東洋エンジニアリング <6330> は、有力外資系証券が、投資判断を「イコールウエート」(中立)から「オーバーウエート」(強気)に格上げ、目標株価を520円から750円に引き上げており、450円を軸としたモミ合い上放れ期待から、注目したい。   同社は、エネルギー、石油精製、石油化学・肥料、石油・ガス開発、社会インフラ、環境、医薬・ファインケミカル、短期商業化、保全業務革新、海外進出支援、技術解析を行っている。足元の業績は、今2015年3月期第1四半期売上高556億4200万円(前年同期比1.5%減)、営業損益2億3300万円の黒字(同11億2600万円の赤字)、経常損益22億4200万円の黒字(同2億3400万円の赤字)、最終損益16億6100万円の黒字(同8億7400万円の赤字)と黒字転換着地。   通期売上高2900億円(前期比26.0%増)、営業利益70億円(同15倍)、経常利益100億円(同2.0倍)、純利益60億円(同6.2倍)と大幅増収増益を見込む。年間配当は8円(同5円増)を予定している。ウクライナ情勢をめぐる欧米諸国によるロシア制裁の動きや、米国の金融緩和縮小が与える新興国経済への影響が懸念されるものの、同社を取り巻く事業環境は、新興国におけるエネルギー、素材需要の拡大や、北米地域におけるシェールガス等の開発を背景に、概ね良好となっている。   株価は、昨年5月高値538円と買われた後、450円を軸にモミ合いを続けているが、週足でもゴールデンクロスを示現。月足では24カ月移動平均線がサポートラインとして意識されており、煮詰まり感が出始めている。バークレイズ証券では、イラク事業における地政学的リスクの低下のほか、マレーシアでの大型エチレン・プラント建設受注に伴う今期受注高予想の上方修正などを背景に、来16年3月期営業利益は従来予想の62億円から100億円に増額している。期待先行ながら上放れする可能性があり買い妙味が膨らもう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
総合エンジニアリング事業の東洋エンジニアリング<6330>(東1)は、有力外資系証券が、投資判断を「イコールウエート」(中立)から「オーバーウエート」(強気)に格上げ・・・。
economic
2014-10-15 13:15