中国のレアアース業界 調合技術進展で「技術的課題」の突破へ=中国メディア

中国メディア・中国証券網は15日、2011-16年の第12次5カ年計画(「十二五」)期間中に、中国国内のレアアース新材料調合技術が大きく進展したことが明らかになったと報じた。
記事は、中国政府・科技部が15日に「十二五」期間中に設置した科学技術研究課題「超高純度レアアース金属およびその合金の省エネ環境保護製造技術」において、超高真空蒸留炉などレアアース純度向上専用設備14種類と、13種類の高純度レアアースを製造可能な技術を開発したと紹介したことを伝えた。
また、研究課題グループは現状ではエネルギー消耗が著しく、汚染リスクも高いマグネシウム合金やレアアース製品の製造方法に代わる生産技術も開発、現在すでに100トン級の生産ラインでまとまった規模の利用を実現させているとした。
記事は、同課題の研究実施により、中国の高純度レアアース調合技術や製品において、自身による技術革新により、国外で長期に渡り行われてきた”技術的封鎖”を突破し、自国製品の格や付加価値が高まることになると評価。また、生産企業の競争力も増すとともに、産業のクリーン化も進むとした。
記事はさらに、レアアース材料の“技術的課題の突破”は国内レアアース関連企業に極めて大きな利益獲得のチャンスをたらすと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)hecke/123RF.COM)
中国メディア・中国証券網は15日、2011-16年の第12次5カ年計画(「十二五」)期間中に、中国国内のレアアース新材料製造技術が大きく進展したことが明らかになったと報じた。(イメージ写真提供:(C)hecke/123RF.COM)
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2014-10-15 14:00