日経平均137円高、個別材料のリアルコムやアゼアスがストップ高に

 15日の日経平均株価終値は、137円01銭高の1万5073円52銭と6日ぶりに反発。  原油価格の下落が懸念され前日NYダウが4日続落となったものの、日経平均は前日364円安の反動もあり、73円高の1万5009円で取引をスタート。その後は材料難による様子見ムードと為替市場での円高進行により、日経平均は上げ幅を縮小し、前場は前日終値付近でのもみ合いとなった。  後場は円高が一服したことで日本株が再度買い戻され、日経平均は一転、上昇基調に転換。100円を超える上げ幅で取引を終えた。  個別株では、太陽光事業で従来通りの買取継続が見込まれたリアルコム <3856> がストップ高。エボラ出血熱の感染拡大報道で物色されたアゼアス <3161> や、今8月期の増収増益予想が材料視されたウエストホールディングス <1407> もストップ高まで買われた。  ほかにも、中間期業績が計画を上ブレたエスフーズ <2292> や、セシウムやストロンチウムを除去できる吸着剤開発が報じられた日本化学工業 <4092> 、今8月期の過去最高益予想が好感されたビックカメラ <3048> などが大幅高している。  一方、香港子会社での債権取り立てに懸念が生じたエクセル <7591> がストップ安となったほか、9月中間期と通期の業績予想を減額した持田製薬 <4534> が急落。8月中間期の純利益が過去最高となった東宝 <9602> や、前8月期の期末配当を増額したプラップジャパン <2449> も軟調に推移した。  業種別では、空運、タイヤ、精密機器、建設、機械、電気機器株などが買われたが、鉱業、ノンバンク、石油製品株は弱含んでいる。(編集担当:片岡利文)
15日の日経平均株価終値は、137円01銭高の1万5073円52銭と6日ぶりに反発。
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2014-10-15 15:00