日経平均は下げ幅400円に迫る、リクルートHDの初値は3170円

 16日の日経平均株価は前日比268円36銭安の1万4805円16銭で寄り付いたあと、下げ幅を400円近くまで拡大。取引時間中としては5月30日以来の安値を付けている。欧米株安や円の上昇を背景に売りが先行した。世界景気の先行きに対する懸念が根強く、米国市場では市場予想を下回る米経済指標が悪材料視された。  業種別では、いすゞ自動車 <7202> など自動車株やシャープ <6753> などハイテク株の下げがきつく、銀行株や証券株など金融セクターもさえない。個別では、14年11月期第3四半期で純利益5割減のイワキ <8095> が下落した。15年3月期業績予想の下方修正で最終赤字を見込んだジャパンディスプレイ(JDI) <6740> は売り気配スタート。15年8月期で赤字予想の雑貨屋ブルドッグ <3331> も安い。  半面、株式分割を発表した菊池製作所 <3444> 、コンテック <6639> 、アートネイチャー <7823> は買いが先行した。14年8月中間期で計画上ブレのアデランス <8170> も堅調。15年3月期業績予想を上方修正した共和レザー <3553> も物色されている。エボラ出血熱の感染拡大懸念から、感染症対策関連銘柄ではアゼアス <3161> などが買い気配スタート。  なお、リクルートホールディングス <6098> は3170円(公開価格3100円)で初値を形成した。(編集担当:宮川子平)
16日の日経平均株価は前日比268円36銭安の1万4805円16銭で寄り付いたあと、下げ幅を400円近くまで拡大。
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2014-10-16 09:15