JDIが連日の上場来安値、業績予想の下方修正で最終赤字に転落

 ジャパンディスプレイ(JDI) <6740> は大きく売られ、連日で上場来安値を更新。午前9時35分には74円安(16.85%安)の365円を付けている。15日引け後に15年3月期の中間期および通期業績予想を下方修正した。  14年9月中間期の売上高を3100億円から2863億円(前年同期比10.8%減)、営業損益を10億円の黒字から209億円の赤字(前年同期は139億2500万円の黒字)、最終赤字を32億円から253億円(同265億3500万円の黒字)に引き下げた。  通期では売上高を7500億円から7400億円(前期比20.4%増)、営業利益を400億円から65億円(同76.5%減)に引き下げ、最終損益は268億円の黒字から100億円の赤字(前期は339億1800万円の黒字)に転落する。  大口顧客への出荷に遅れが生じたほか、中国のLTE対応機種向けのFull―HD市場の立ち上がりが遅れ、売上高が計画を下回る見通し。また、深谷工場の閉鎖に伴う特別損失を計上する。下期の前提為替レートは1ドル=105円。  未定としていた中間期の配当は無配に決めた。期末配当は引き続き未定。(編集担当:宮川子平)
ジャパンディスプレイ(JDI)は大きく売られ、連日で上場来安値を更新。
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2014-10-16 09:30