宇部興が15年3月期の中間期・通期業績予想を下方修正

 宇部興産 <4208> は16日引け後、15年3月期の中間期および通期業績予想を下方修正した。  14年9月中間期の売上高を3200億円から3080億円(前年同期は0.9%減)、営業利益を90億円から60億円(同33.9%減)に修正した。ナイロン原料のカプロラクタムの市況低迷が続き、機能品・ファイン製品の販売数量も伸び悩んだ。また、建材製品製造を手掛けるウベボードの解散に伴う特別損失も計上し、最終損益は25億円からトントン(前年同期は66億7700万円)とした。  通期は売上高を6700億円から6600億円(前期比1.5%増)、営業利益を300億円から260億円(同6.5%増)に引き下げ、純利益は135億円から125億円(同1.0%減)と減益予想に転じた。下期もカプロラクタム市況の低迷など化学部門の回復は遅れが予想されるという。  16日終値は6円安の154円。(編集担当:宮川子平)
宇部興産(4208)は16日引け後、15年3月期の中間期および通期業績予想を下方修正した。
japan,company
2014-10-16 21:15