人民元建てクロスボーダー取引が大幅増・・・前年同期比で投資は2倍増=中国人民銀行
中国人民銀行(中央銀)は16日、2014年1-9月の金融統計データのリポートを発表した。貿易と投資における人民元建てクロスボーダー決済額は4兆8200億元で、前年同期の1.5倍以上になった。うち投資については7208億元で、前年同期の約2.17倍になった。
人民銀行によると、貿易における2014年8月における人民元建てクロスボーダー決済は4兆8200億元だった。うち、商品貿易は4兆3200億元、サービス貿易その他の経常項目は4596億元だった。
直接投資では、1-9月月における人民元建てクロスボーダー決済が前年同期の約2.17倍の7208億元だった。うち中国大陸側からの対外直接投資は約2.56倍の1337億元、外資による中国大陸への投資は約2.09倍の5871億元だった。
人民銀行は毎月「速報値」として金融統計データ・リポートを発表している。人民元建てのサービス貿易決済額としては2014年1-6月分(上半期)分ととして7月15日付で1兆1800億元と発表。8月13日付で7月分ととして1917億元、9月12日付で8月分として497億元と発表した。
人民銀行によると、2014年8月から中継貿易分の統計を、貨物貿易に組み込むことにしたので、貨物貿易関連の金額が増え、サービス貿易関連の金額が減少することになった。貨物貿易とサービス貿易における1-9月累計の人民元建ての決済累計については、1-6月分に比べて減少していることから、新たな基準をさかのぼって適用したと推定できる。(編集担当:如月隼人)
中国人民銀行(中央銀)は16日、2014年1-9月の金融統計データのリポートを発表した。貿易と投資における人民元建てクロスボーダー決済額は4兆8200億元で、前年同期の1.5倍以上になった。うち投資については7208億元で、前年同期の約2.17倍になった。
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2014-10-16 17:30