日経平均は57円高で寄り付き、ロームやユーグレナが買い気配

 17日の日経平均株価は、57円94銭高の1万4796円32銭で寄り付いた。  前日のNYダウは24ドル安。原油価格が反発したものの、欧州株の軟調や、エボラ出血熱の感染拡大懸念が重しとなり、6日続落となった。また、為替市場ではやや円安・ドル高が進んでおり、日経平均は前日の335円安の反発もあり、買い先行で取引を開始した。  個別株では、9月中間期予想を上方修正し最終増益に転じるローム <6963> が買い気配でスタート。インドのネット通販大手に出資と報じられたソフトバンク <9984> や、武田薬品工業 <4502> との提携を発表したユーグレナ <2931> 、今3月期が2期連続での過去最高益を計画したタダノ <6395> なども買い気配となっている。  また、今3月期の営業利益が11%増程度と報じられたOKI <6703> が大幅高。9月中間期の損益予想を黒字に修正した関西電力 <9503> や、西日本での火力発電建設計画が報じられたJパワー <9513> も買われている。  一方、9月中間期の純利益が9%減となった総合メディカル <4775> が急落。9月中間期・通期予想をともに最終赤字に修正した日本伸銅 <5753> も軟調となっており、物色が続いてきた「エボラ出血熱関連」では、アゼアス <3161> 、富士フイルムホールディングス <4901> 、日本エアーテック <6291> などが大幅安となっている。(編集担当:片岡利文)
17日の日経平均株価は、57円94銭高の1万4796円32銭で寄り付いた。
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2014-10-17 08:15