日経平均は254円安スタート、サントリー食品が大幅高

 14日の日経平均株価は、254円86銭安の1万5657円20銭で寄り付いた。  前日のNYダウが179ドル安と3日続落。また、外国為替市場でドルが一時102円台を付けるなど円高基調に転じたことが日本株にも逆風となり、ファーストリテイリング <9983> やヤフー <4689> 、ソフトバンク <9984> などの値がさ株が大きく売られているほか、株価材料が発表されたにも関わらず軟調となる銘柄が多く出ている。  個別では、親会社のサントリーホールディングスが米蒸留酒最大手を買収すると発表したことで、サントリー食品インターナショナル <2587> が大幅高となっている。  また、今2月期の配当予想を修正したディップ <2379> が急騰しているほか、今2月期3Q純利益が9割増となったガリバーインターナショナル <7599> も大きく買われている。今2月期の業績予想、配当予想を上方修正したグラファイトデザイン <7847> も強い。  一方、9―11月期の最終損益が黒字に転換したビックカメラ <3048> は売りが先行。新たな事業展開について発表し、介護事業への進出などを開示した三井松島産業 <1518> も軟調となっており、今2月期の業績予想、配当予想を上方修正した乃村工芸社 <9716> も大きく売られている。今3月期の第3四半期にデリバティブ評価益を計上すると発表した遠藤照明 <6932> も弱い動きとなっている。(編集担当:片岡利文)
14日の日経平均株価は、254円86銭安の1万5657円20銭で寄り付いた。
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2014-01-14 09:15