日経平均205円安、エボラ熱警戒や手掛かり材料難で大幅続落
17日の日経平均株価終値は、205円87銭安の1万4532円51銭と大幅続落。
前日のNYダウが24ドル安と6日続落したものの、日経平均は前日335円安の反発もあり、57円高の1万4796円で取引をスタート。しかし、手掛かり材料難に加え、海外でエボラ出血熱の感染拡大が報じられたこともあり、日経平均はすぐに上げ幅を縮小。マイナスに転じた。
後場に入ると、週末を控えた手じまい売りが台頭し、大引け間際には下げ幅を209円に拡大する場面もあった。
個別株では、これまで長期で物色が続いてきたエボラ出血熱関連株の一角が軟調となり、日本エアーテック <6291> や富士フイルムホールディングス <4901> などが大幅安。
また、9月中間期の低進ちょくが懸念された総合メディカル <4775> や、業績予想を最終赤字に修正した日本伸銅 <5753> 、9月中間期予想を下方修正した宇部興産 <4208> なども売られた。
一方、九州電力 <9508> が地熱や水力発電の受け入れ再開を検討と報じられたことで、関連として鉱研工業 <6297> がストップ高。リニア中央新幹線の工事計画認可が伝わり日本コンベヤ <6375> が急騰したほか、今3月期の中間期・通期予想を上方修正したジャパンマテリアル <6055> も大幅高となった。
武田薬品工業 <4502> との提携を発表したユーグレナ <2931> 、東証1部への指定承認が好感されたGMOクラウド <3788> 、9月中間期の損益予想を黒字に修正した関西電力 <9503> なども急伸している。
業種別では、タイヤ、医薬品、化学、食料品、自動車株などが売られ、鉱業、海運、水産株などが底堅い動きをみせた。(編集担当:片岡利文)
17日の日経平均株価終値は、205円87銭安の1万4532円51銭と大幅続落。
japan,company
2014-10-17 14:45