【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】予想が的中したDAX指数不振からの急落相場

  「相場は相場に聞け」という格言がある。NYダウや日経平均が7月高値を9月に更新する中、独DAX指数は抜けなかった。この状況は10月3日付けで、「気になるDAXの動き、欧州発のナイナス材料に注意」としたが、その後、明らかにされたドイツ経済の予想以上の悪化を示すマクロ統計(鉱工業生産、製造業受注、輸出などのデータ)は、世界景気の先行き不安を急浮上させた。   終値ベースで示すとNYダウは10月3日の1万7009ドルから同14日には1万6315ドルまで下落。日経平均も同3日の1万5708円から同14日の1万4936円まで急落した。   14日発表された10月の独景況感期待指数は、マイナス3.6%と前月から10.5ポイントも悪化し、2012年11月以来の低水準に沈んだが、DAX指数は小幅上昇した。   短期的には悪材料の織り込みが進みつつあるようだ。中期的には問題をはらむが、米国株や日本株も短期的なエイバウンドが期待できる局面は近いと見る。(経済&証券ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
「相場は相場に聞け」という格言がある。NYダウや日経平均が7月高値を9月に更新する中、独DAX指数は抜けなかった。
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2014-10-18 17:15