自動車ファイナンス市場が中国で急成長=中国メディア

 中国メディア・新華網は17日、中国の自動車ファイナンス市場が急成長を続けており、2020年には1兆8000億人民元(約31兆5000億円)規模に達する見込みであると専門家が予測したことを報じた。  記事は、16日に湖北省武漢市で行われた第5回世界自動車フォーラムで、デロイト・トウシュ・トーマツ中国の自動車業界管理コンサルティングチーフである章揚氏が「20年に中国の自動車ファイナンス普及率が50%に、市場規模は1兆8000億円に到達する」との予測を示したことを伝えた。  また、北京記者の梁国鋒副社長が、中国が今や世界最大の新車生産・販売国であるにもかかわらず、自動車ファイナンスの普及率が20%前後にとどまっており、ドイツの60%や米国の70%に及ばないとしたことを紹介。自動車業界における競争が激化するにつれて、自動車ファイナンスが重要なツールとなり、産業や販売ルートの競争力を高めるうえで重要な意味を持つとの見解を示したとした。  そのうえで、2000年にはわずか1%だった中国における自動車ファイナンスの普及率が05年には3%、10年には8%と増加、そして今年は10年の2.5倍にまで増加する見込みであり、急速に発展していることを伝えた。  章氏は「自動車ファイナンスツールは若年層による自動車購入のハードルを下げるのを手助けする。若年層はカーリースに対しても開放的な態度を取っており、業界における主体的な客層になるだろう」と語り、自動車ファイナンス市場の見通しが非常に明るいと予測した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・新華網は17日、中国の自動車ファイナンス市場が急成長を続けており、2020年には1兆8000億円(約31兆4100億円)規模に達する見込みであると専門家が予測したことを報じた。(イメージ写真提供:123RF)
2014-10-18 18:00