タイの高速鉄道計画に関心示す中国企業=中国メディア

 中国メディア・新華網は17日、中国の高速鉄道企業がタイ国内の高速鉄道建設における協力を模索しているとする記事を掲載した。  記事は、タイ駐在の寧賦魁中国大使が14日から17日にかけて中国鉄路総公司の代表を連れてタイ東北部鉄道沿線にあるコーンケン、ノーンカーイ、ウドンターニーの3県を視察、現地政府と鉄道建設協力にかんする会談を行ったと伝えた。  なかでもノーンカーイはラオスとの国境にあることから、中国鉄路総公司の「中泰鉄道プロジェクト」の担当者である楊永氏が「ラオス国内の高速鉄道プロジェクトが来年正式に始動する。タイの鉄道がラオスに、さらに中国に接続すれば、沿線地域の経済成長に顕著な効果をもたらすだろう」と現地政府関係者に説明したことを紹介した。  また、寧大使はタイが制定した2015年から22年までのインフラ建設計画のなかで鉄道建設が重点の1つになっていることに言及、中国と鉄道をつなげることで「はじめて最大の経済効果を生み出すことができるとともに、地域の中枢としてのタイの役割を具現化することができる」語った。そして、「都市間レールの建設にしろ高速鉄道の建設にしろ中国は参加を希望する。タイからの協力方法や融資にかんする提案は、どんなものでもフレキシブルかつオープンな態度で検討したい」と協力を呼びかけた。  記事は最後に、「政府から企業まで、我が国はタイの鉄道への投資に大きな期待と強い誠意を持っている」とするとともに、来年には同公司がタイ国内の重要な都市でアピールを行い、早期の協力実現を期す計画であることを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・新華網は17日、中国の高速鉄道企業がタイ国内の高速鉄道建設における協力を模索しているとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,politics,technology
2014-10-18 22:45