日産と中国企業の合弁会社 中国で4カ所目の「生産基地」が生産開始=中国メディア

中国メディア・新華網は19日、28カ月かけて建設された総面積132万平方メートルを誇る東風日産の大連工場が、18日に生産を開始したと報じた。
記事は、50億人民元(約876億円)が投じられて完成した同工場の第1期プロジェクトが、日産ブランドのSUVを中心に年間15万台の生産能力を有すると紹介。第2期工事が完成すれば生産能力は30万台に増加すること、同社が広州、襄陽、鄭州、大連と中国国内に4つの生産基地を持つに至ったことを伝えた。
また、東風日産の製造技術や品質管理体制が世界の日産工場のなかでも高レベルにあるとした。そして、大連工場では先進の技術や設備が配されるとともに、溶接や塗装のセクションを中心にオートメーション率も高められていると紹介した。
さらに、品質管理の面でも強化されており、大連工場の核となる管理スタッフは100%各地の東風日産生産基地から優秀な人員を呼び寄せて構成されていることや、工場内にある90%以上の車両品質検査設備が性能に優れた輸入設備であること、そして面積約5万2000平方メートル、16パターンの路面のほか、900メートルの直線距離を誇るテストトラックなど「ルノー日産連合の工場で最強の機能を持つテスト場」が設置されていることを伝えた。
そして、同社の打越晋総経理が「大連工場が2017年にはABM(活動基準管理)を世界のトップ3水準にし、東風日産全体の品質レベルが新たな高みに到達するよう推進することを期待している」と語ったとした。(編集翻訳 城山俊樹)(写真は新華網の19日付報道の画面キャプチャ)
中国メディア・新華網は19日、28カ月かけて建設された総面積132万平方メートルを誇る東風日産の大連工場が、18日に生産を開始したと報じた。(写真は新華網の19日付報道の画面キャプチャ)
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2014-10-19 23:45