日経平均は一時400円超高、ほぼ全面高スタート

 20日の日経平均株価は前週末比290円33銭高の1万4822円84銭で寄り付いたあと、上げ幅を400円超に拡大した。前週末の欧米株が買い戻され、ドル・円が107円台を回復するなど円が対主要通貨で下落したため、投資家心理がやや改善。東京市場でも買いが先行し、日経平均採用銘柄はほぼ全面高となった。  個別では、14年9月中間期業績予想を上方修正したヤマト <1967> や損益予想を上方修正したもしもしホットライン <4708> 、santec <6777> などは買い気配スタート。15年3月期業績予想を上方修正したアイティメディア <2148> も買い気配となった。東京製鉄 <5423> も上昇している。資本業務提携を発表した高砂熱学工業 <1969> と月島機械 <6332> も堅調。  半面、15年3月期業績予想を下方修正したサンエー化研 <4234> は売り気配。ゲンダイエージェンシー <2411> も下落した。アゼアス <3161> 、日本エアーテック <6291> 、日本アビオニクス <6946> などエボラ出血熱の感染拡大懸念で物色の矛先が向かっていた感染症対策関連株は利益確定売りに押されている。(編集担当:宮川子平)
20日の日経平均株価は前週末比290円33銭高の1万4822円84銭で寄り付いたあと、上げ幅を400円超に拡大した。
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2014-10-20 09:15