サンエー化研が年初来安値、9月中間期の利益予想を大幅減額
サンエー化研 <4234> が続急落。売り気配でスタートし、午前9時35分には46円安(9.6%安)の435円まで下落。16日に付けた年初来安値を更新している。
同社は17日引け後、今3月期の業績予想を下方修正したことが売り要因となった。
9月中間期の売上高は、従来予想の170億円から154億1800万円(前年同期比9.7%安)に減額。営業利益は7億円から1億8500万円(同78.4%減)に、純利益は4億7500万円から1億8100万円(同65.8%減)に引き下げている。
通期予想についても、従来計画から売上高を3億3000万円、営業利益を9億8000万円減額した。
消費増税による個人消費の停滞に影響を受けたほか、第2四半期以降も東北および西日本の天候不順で清涼飲料用パウチなど夏季向け商品の売上が急減。携帯端末向けの表面保護フィルムも韓国ユーザーの販売不振で受注が落ち込んだという。
一方、同社は静岡県掛川工場の隣接地に約35億円を投資し、新工場を建設すると発表している。
収益性の改善を目的として、新工場で生産設備の統廃合と生産体制の再構築を行い、電子材料関連など高付加価値製品の品質向上などを図るという。工事着工は15年1月、竣工は16年3月を予定している。(編集担当:片岡利文)
サンエー化研が続急落。売り気配でスタートし、午前9時35分には46円安(9.6%安)の435円まで下落。16日に付けた年初来安値を更新している。
japan,company
2014-10-20 08:45