東製鉄は朝高後に軟化、業績予想を上方修正も反応限定的

 東京製鉄 <5423> は朝方に31円高(5.55%高)の589円を付けたが、その後は利益確定売りに押されてマイナス圏へ沈んだ。17日引け後に14年9月中間期の決算を発表し、同時に15年3月期(通期)業績予想を上方修正したものの、市場コンセンサスに届かなかったため、買いの勢いは続かなかった。  中間期の売上高は前年同期比36.2%増の840億4400万円、営業利益は同8.4倍の58億6300万円、純利益は同6.4倍の55億9800万円だった。主原料の鉄スクラップの購入価格が想定を下回ったことで採算が改善した。  通期業績予想は、売上高を1575億円から1600億円(前期比15.1%増)、営業利益を100億円(同4.1倍)、純利益を90億円(同3.9倍)に引き上げた。ただ、市場では営業利益108億円超、純利益97億円程度が見込まれていた。  株価は75日移動平均線に上値を抑えられた格好だが、200日線が意識されて下値も限定的。(編集担当:宮川子平)
東京製鉄は朝方に31円高(5.55%高)の589円を付けたが、その後は利益確定売りに押されてマイナス圏へ沈んだ。
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2014-10-20 12:30