日経平均は1万5100円台回復、上げ幅578円は今年最大
20日の日経平均株価は前週末比578円72銭高の1万5111円23銭と3営業日ぶりに急反発し、高値引け。終値としては10月10日以来の高値を付けた。上げ幅は今年最大で、13年6月10日(636円高)以来の大きさ。
円が下落してドル・円が107円台を回復したことや前週末の欧米株高を背景に、投資家心理がやや改善。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)改革に関する報道も支援材料になって買いが先行。日経平均は後場も高値圏で堅調に推移した。
東証1部では9割の銘柄が上昇し、日経平均採用銘柄は全225銘柄がプラス圏で取引を終えた。富士重工業 <7270> など自動車株、NEC <6701> などハイテク株、クボタ <6326> など機械株が物色され、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> など銀行株、野村ホールディングス <8604> など証券株も堅調。
個別では、スマホ向けにリリース予定のゲームの事前登録者数が10万人を突破したenish <3667> や大容量データSIMの発売を発表した日本通信 <9424> がストップ高を演じ、14年9月中間期業績予想を上方修正したsantec <6777> もストップ高を付けた。このほか、業績予想を上方修正した東リ <7971> やヤマト <1967> 、もしもしホットライン <4708> なども高い。
半面、15年3月期業績予想を下方修正したスクロール <8005> やサンエー化研 <4234> は下落した。アゼアス <3161> 、日本エアーテック <6291> 、日本アビオニクス <6946> など感染症対策関連銘柄も利益確定売りに押された。(編集担当:宮川子平)
20日の日経平均株価は前週末比578円72銭高の1万5111円23銭と3営業日ぶりに急反発し、高値引け。終値としては10月10日以来の高値を付けた。
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2014-10-20 14:45