富士フイルム、「アビガン錠」の追加生産を発表
富士フイルムホールディングス <4901> は20日、エボラ出血熱患者への投与拡大に備え、「アビガン錠200mg(一般名:ファビピラビル)」を追加生産すると発表した。同薬は抗インフルエンザウイルス薬として薬事承認を受けているが、マウス実験においてエボラウイルスに対する抗ウイルス効果を有するとの結果が公表されている。
富士フイルムでは現時点で2万人分の錠剤を有し、原薬として30万人分程度の在庫を保有しているが、11月中旬よりギニアにおいてフランス政府とギニア政府がエボラ出血熱に対する臨床試験を始める予定で、臨床試験で効果や安全性が認められた場合、より大規模な臨床使用のための薬剤の提供要請が見込まれる。また、感染規模が拡大した場合において十分な量を継続的に供給できるようにするため、11月中旬より生産を開始するとした。(編集担当:宮川子平)
富士フイルムホールディングスは20日、エボラ出血熱患者への投与拡大に備え、「アビガン錠200mg(一般名:ファビピラビル)」を追加生産すると発表した。
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2014-10-20 17:30