富士フイルムが続急伸、エボラ対策で「アビガン錠」を追加生産へ

 富士フイルムホールディングス <4901> は続急伸し、午前9時5分に148.5円高(4.37%高)の3541円を付けた。  20日、エボラ出血熱患者への投与拡大に備え、「アビガン錠200mg(一般名:ファビピラビル)」を追加生産すると発表した。同薬は抗インフルエンザウイルス薬として薬事承認を受けているが、マウス実験においてエボラウイルスに対する抗ウイルス効果を有するとの結果が公表されている。  ギニアで予定されているエボラ出血熱の臨床試験で効果や安全性が認められれば、より大規模な臨床使用のための薬剤提供が見込まれるほか、感染規模が拡大した場合において十分な量を継続的に供給できるようにする。  富士フイルムでは現時点で2万人分の錠剤を有し、原薬として30万人分程度の在庫を保有している。(編集担当:宮川子平)
富士フイルムホールディングスは続急伸し、午前9時5分に148.5円高(4.37%高)の3541円を付けた。
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2014-10-21 09:30