日本では「イノベーション」が企業の生命線=中国メディア

 中国メディアの新華社は19日、「日本ではイノベーションこそ企業の生命線と考えられている」と伝え、大企業だけでなく中小企業もイノベーションを成長の手段と捉えていると紹介する記事を掲載した。  2012年における日本全国の企業数は約386万社、うち中小企業は約385万社にのぼり、全体の99.7%を占めた。さらに就業者数では全体の70%が中小企業に勤めており、記事は「日本では中小企業の存在は極めて重要だ」と紹介した。  続けて記事は、日本は既存の技術を新しい分野に応用したり、伝統技術を踏襲しながら先端技術を融合させたりするなどしてイノベーションを生み出して成長している中小企業があることを紹介したうえで、「日本の中小企業がイノベーションを生み出せる理由の1つに、政策や法律によるバックアップが挙げられる」と指摘。  続けて、経済産業省の外局として設置された中小企業庁が中小企業の発展のため各種支援を提供していることを紹介したほか、知的財産権を管理する特許庁、各都道府県の中小企業支援センターや日本貿易振興機構(JETRO)なども中小企業を支援する取り組みを行っていると紹介した。  記事は、「政府系機関や法律による支援のもと、日本の中小企業はイノベーションに対して強い意欲を持っている」と指摘、近年の日本は不景気が続いているものの「中小企業は逆にイノベーションを重視し、新しい技術と新しい商品で成長のきっかけを掴もうとしている」と指摘、中小企業庁の統計を引用したうえで、中小企業の売り上げに占める研究開発費は大企業と遜色ないほどだと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの新華社は19日、「日本ではイノベーションこそ企業の生命線と考えられている」と伝え、大企業だけでなく中小企業もイノベーションを成長の手段と捉えていると紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-10-21 10:00