日本製の紙おむつ 「密輸品」でも中国人は安心する!?=日本華字メディア

調理師の技能資格で日本に入国した中国人3人がこのほど、調理師として働かずに乳幼児用の紙おむつを買い付けていたとして兵庫県警に逮捕されたことについて、中国メディアの騰訊評論は19日、「中国の消費者は日本で販売され、日本から持ち込まれた紙おむつに安心感を覚えている」と論じた。
記事は、日本の華字紙「中文導報」を引用し、中国人が日本で大量に紙おむつを購入しているせいで日本で品不足が起きていると紹介、店先に紙おむつが並ぶたびに中国人が買い占めてしまうとし、「紙おむつの購入で並ぶ列の“割り込み”をめぐって中国人同士の喧嘩が起きたこともある」と指摘した。
さらに、近年は日中関係が冷え込んでおり、中国ではたびたび「日本製品のボイコット」を呼びかける声が聞かれるとする一方、「日本製は不要と言いながらも身体は正直だ」とし、「品質の高い日本の紙おむつは赤ちゃんにとって最適な商品であり、中国人は迷いなく日本製の紙おむつを選択している」と論じた。
中国でこれほど日本製の紙おむつが人気である理由について、記事は「iPhoneが性能と品質の高さで人気が高いのと同じ理由」とし、パンパースといった国際的ブランドの2倍以上の価格であっても日本製の紙おむつは「飛ぶように売れている」と紹介。そのため、中国では近年、日本からの紙おむつの輸入が急増していると指摘したほか、税関では紙おむつの“密輸品”が大量に押収されていると指摘した。
一方、中国で人気の高い日本製の紙おむつを生産している日本メーカーも中国での紙おむつ生産に着手したとする一方、「売れ行きが良いのはあくまでも日本で購入し、中国に持ち込まれた紙おむつだ」と紹介。同じメーカー、同じブランドでも中国で生産された紙おむつは人気がないということは、中国の消費者が中国製品を信頼していないことを浮き彫りにする事実だ。
「日本で販売され、日本から持ち込まれた紙おむつ」という点に中国の消費者は安心感を覚えているとの見方を示し、ある中国人の母親が「同じ日本メーカーの製品であっても、中国国内で生産された製品は買わない」と語ったことを伝えた。(編集担当:村山健二)
調理師の技能資格で日本に入国した中国人3人がこのほど、調理師として働かずに乳幼児用の紙おむつを買い付けていたとして兵庫県警に逮捕されたことについて、中国メディアの騰訊評論は19日、「中国の消費者は日本で販売され、日本から持ち込まれた紙おむつに安心感を覚えている」と論じた。
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2014-10-21 10:30