韓国の製造業 「販売額増加率」が悪化傾向=韓国華字メディア

 韓国メディア・中央日報の中国語電子版は17日、昨年の韓国の製造業の販売額増加率が前年比0.5%にとどまり、1998年のアジア通貨危機時の0.7%よりも悪い数字になったと報じた。  記事は、韓国の中央銀行が法人税を納めている国内企業全体の業績を分析した結果出てきた数値であり、1961年に中央銀行が統計を取り始めて以降最低の記録であるとした。  また、販売額とともに企業の収益性も低下傾向にあるとし、製造業企業の税引前純利益率が2012年の5.2%から13年には4.7%に減少したことを紹介。中央銀行幹部が「世界的な低物価、為替変動によって大手輸出企業の販売製品価格が下がり、国内製造業の販売額の大きな下落をもたらした」と分析するとともに、今年の販売額増加率が史上初めてマイナスになる可能性があることを示唆したと伝えた。  さらに、国内産業の発展をリードしてきた代表的な企業が相次いで厳しい業績に直面しているとし、サムスン電子の営業利益半減や現代・起亜自動車の欧米市場シェア減少などを紹介。3社を含む韓国株式市場時価総額上位6社の今年第3四半期の営業利益が前年同期比で40%近く減り、第4四半期も同様の水準と予測されているとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディア・中央日報の中国語電子版は17日、昨年の韓国の製造業の販売額増加率が前年比0.5%にとどまり、1998年のアジア通貨危機時の0.7%よりも悪い数字になったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-10-21 14:00