韓国の「3大産業」が業績不振にあえぐ=韓国華字メディア

 韓国メディア・亜洲経済の中国語版は20日、携帯電話、造船、自動車という韓国を支える3大産業において、「売上高の伸び」と「営業利益率」が大幅に下振れしていると伝えた。  記事は、韓国の全国経済人連合会が176社を対象に業績の調査を行ったことを紹介。携帯電話産業の12年通年の売上高は前年比72%増、13年通年は同31%増と着実に増加していた売上高が、14年上半期は前年同期比9.4%のマイナスになったと伝えた。  また、14年上半期における造船業の売上高は前年同期比0.9%減になったと紹介。売上高の減少とともに営業利益率も年々低下しており、12年は4.1%だった営業利益率は13年は2%、14年上半期はついに-3.6%と営業赤字に転落したと紹介。現代重工業グループやサムスン重工業も営業赤字になったと伝えた。  さらに記事は、自動車産業の売上高の伸びも年々低下傾向にあると指摘。12年は前年比で10.5%増だったが13年は5.2%増と伸び率で減少、14年上半期は同1.5%増にまで落ち込んでいると指摘。さらに韓国の中央銀行である韓国銀行による報告書を引用し、13年の韓国の大企業の売上高の伸びは12年に比べて0.3%しか伸びていないと紹介した。  記事は、「日本企業には先行され、中国企業からは追い上げられる状況下で韓国企業の経営状態が悪化している」とし、全国経済人連合会の関係者から「韓国政府は経済構造を改善させ、企業の発展を促進すべき」との声があがっていると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディアの亜洲経済(華字版)は20日、携帯電話、造船、自動車という韓国を支える3大産業において、「売上高の伸び」と「営業利益率」が大幅に下振れしていると伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-10-22 09:15