シノブフーズは今期を増額修正、営業利益40%増益、PER割安
シノブフーズ <2903> (東2)は、20日に今3月期第2四半期業績予想と通期業績予想の上方修正を発表したことを好感しているが、割安感があり水準訂正高が続くと期待されることから注目したい。
同社は、米飯加工食品(弁当、おにぎり、寿司等)、調理パン(サンドイッチ等)・惣菜等の製造販売を行っている。今3月期第2四半期売上高は従来予想の207億円から210億6600万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は同5億6000万円から7億2300万円(同60.3%増)、経常利益は同5億8000万円から7億3900万円(同57.6%増)、純利益は同3億3000万円から4億4900万円(同44.8%増)に増額した。米飯類・調理パンともに順調に推移したほか、原材料費の抑制および設備投資による労務効率の改善が奏功した。
通期売上高は従来予想の410億円から414億円(前期比2.8%増)、営業利益は同10億6000万円から12億3000万円(同40.7%増)、経常利益は同11億円から12億6000万円(同37.6%増)、純利益は同5億5000万円から6億7000万円(同30.6%増)に増額した。第2四半期上乗せ分の増額にとどまっており、通期業績予想の再増額も期待される。
株価は、9月2日につけた年初来の高値558円から10月17日の安値457円まで約100円の短期調整を挟んで上昇。週足では26週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポートしている。大手取引先であるファミリーマートが、今期の新規出店計画を期初の1600店から1300店に引き下げたものの、コメ価格の下落が業績に寄与する見通し。ディフェンシブ性があるうえ、今期予想PER10倍台、PBR0.70倍と割安感がある。配当利回りも2.1%と利回り妙味もソコソコあり見直し余地が広がる。558円奪回から上値を伸ばすか注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
シノブフーズ<2903>(東2)は、20日に今3月期第2四半期業績予想と通期業績予想の上方修正を発表したことを好感しているが、割安感があり水準訂正高が続くと期待されることから注目したい。
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2014-10-22 11:30