石塚硝が中国子会社を解散、特損計上で中間期は最終赤字に

 石塚硝子 <5204> が22日引け後、今3月期の9月中間期業績を開示し、特別損失の計上を発表した。  中国でガラス食器などの製造・販売を行っている子会社で2社について、人件費の上昇や円安の進行で市場環境が悪化したため、解散すると発表。第2四半期に関係会社整理損として17億円弱を計上するという。  このため、中間期の最終損益は従来予想の1億5000万円の黒字から15億68000万円の赤字(前年同期は4億5000万円の黒字)に転落しての着地となった  中間期の営業利益についても、電力価格や輸入資材価格の高騰などから4億5500万円(同48.7%減)となり、従来予想に対して1億4000万円超下回った。  同社は通期業績予想も従来計画から修正しており、売上高を610億円から605億円(前期比2.5%増)に、営業利益は9億円から3億5000万円(同65.6%減)に減額。純利益は1億5000万円からトントン(前期は1億5800万円)に修正し、下期に資産の売却などを実施する計画としている。  期末一括となる配当予想は、従来計画の3円から無配(前期実績は3円)に修正した。  石塚硝の22日の終値は、2円高の180円。同社は5月12日に173円の年初来安値を付けている。(編集担当:片岡利文)
石塚硝子が22日引け後、今3月期の9月中間期業績を開示し、特別損失の計上を発表した。
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2014-10-22 21:45