シンプロメンテは最安値目前から反発、独自ビジネスモデルを再評価して出遅れ直近IPO株買いが再燃
シンプロメンテ <6086> (東マ)は、45円安の1760円と続急落して始まったあと、15円高の1820円と反発している。同社株は、昨年12月18日に公開価格950円で新規株式公開(IPO)され、2.3倍の2235円で初値をつけ、上場来高値2490円まで買い進まれたが、1753円まで調整、きょう14日の寄り付きはこの安値を再度試す動きとなったが、下げ過ぎとして出遅れ直近IPO株買いが再燃しており、同社の独自ビジネスモデルを多業界展開させる成長戦略への期待も高めている。
■1月下旬予定の第3四半期決算発表で好業績を確認へ
同社は、外食産業や小売り業界のチェーン店を顧客に、厨房機器や設備・機器などで発生するトラブルを修理・修繕するメンテナンスアウトソーシング事業を主力事業として展開している。顧客企業は180社を超え、全国2万6029店舗をカバーし、これを同社が選定、全国規模でネットワーク化した4595社の協力業者(メンテキーパー)により365日24時間体制でワンストップで提供している。サービスを受けるチェーン店サイドでも、水回り、空調、照明機器、内外装などの各種の不具合の修理・修繕がワンストップで、しかもスピーディー、ローコストに解決されるメリットがあり、顧客数、顧客店舗数とも毎期増加している。
今2月期業績は、売り上げ37億6300万円(前期比30%増)、経常利益2億円(同95%増)、純利益1億1200万円(同2.1倍)、1株利益80.9円と予想しており、この好業績を今年1月下旬予定の今期第3四半期決算の発表時に確認することになる。また先行きについても、現在の顧客企業が、美容業界、介護業界、医療業界、宿泊・娯楽業界まで拡大する展開を強めており、成長戦略に拍車がかかることになる。
■ダブル底を形成し三角保ち合いに煮詰まり感
株価は、IPO初日につけた上場来高値から1743円と747円安、いったん調整幅の半値戻しの2162円まで戻したが、再度、1735円と調整、ダブル底を形成し三角保ち合いに煮詰まり感を強めている。今年のIPO株は、2月13日上場予定のアキュセラ <4589> (東マ)まで端境期となることもあり、出遅れ直近IPO株人気を高め上放れ展開に弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
シンプロメンテ<6086>(東マ)は、45円安の1760円と続急落して始まったあと、15円高の1820円と反発している。
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2014-01-14 11:30