石塚硝が年初来安値、子会社解散で特損計上、期末配当は無配に

 石塚硝子 <5204> が大幅反落。午前9時12分に18円安(10.0%安)の162円まで売られ、5月12日に付けた年初来安値173円を5カ月ぶりに下回った。  同社は22日引け後、今3月期9月中間期業績を開示し特別損失の計上を発表している。  中国でガラス食器などの製造・販売を行っている子会社2社について、人件費の上昇や円安の進行で市場環境が悪化したため解散。第2四半期に関係会社整理損として17億円弱の特別損失を計上するという。  このため、中間期の最終損益は、従来予想の1億5000万円の黒字から15億68000万円の赤字(前年同期は4億5000万円の黒字)に転落した。  中間期の営業利益についても、電力価格や輸入資材価格の高騰などから4億5500万円(同48.7%減)となり、従来予想に対して1億4000万円超下回っている。  同社は通期業績予想も修正しており、売上高を従来予想の610億円から605億円(前期比2.5%増)に、営業利益は9億円から3億5000万円(同65.6%減)に減額。純利益は1億5000万円からトントン(前期は1億5800万円)に修正し、下期に資産の売却などを実施する計画とした。  期末一括となる配当予想は、従来計画の3円から無配(前期実績は3円)に修正している。(編集担当:片岡利文)
石塚硝子が大幅反落。午前9時12分に18円安(10.0%安)の162円まで売られ、5月12日に付けた年初来安値173円を5カ月ぶりに下回った。
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2014-10-23 09:45