タカタが連日の年初来安値、リコール問題で追加費用負担を懸念

 タカタ <7312> が連日で年初来安値を更新。前場に131円安(7.8%安)の1555円まで売られている。  同社製エアバッグにおけるリコール問題について、20日に米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)がエアバッグの交換を促す声明を発表。これを受けてタカタ株は21日急落していた。  これに対してタカタは、対象車となる474万台の改修費用は「すでに製品保証引当金に繰り入れられており、新たな費用発生はごく一部」と22日にリリースしている。  一方、NHTSAは21日に追加の声明を発表。対象車両台数は約780万台であると修正し、今後も台数変動の可能性があるとしたため、追加の改修費用が発生するとの懸念がタカタ株のさらなる売りにつながった。  タカタは23日朝に、台数変動の可能性も含めて交換費用は引当金に繰り入れられており、「新たな費用発生はごく一部」と再度リリースした。(編集担当:片岡利文)
タカタが連日で年初来安値を更新。前場に131円安(7.8%安)の1555円まで売られている。
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2014-10-23 13:45