三菱UFJモルガン証が吉野家HDの目標株価を引き上げ

 吉野家ホールディングス <9861> の目標株価を、10日付の三菱UFJモルガン・スタンレー証券リポートが引き上げている。  吉野家HDでは昨年(13年)12月から新発売となったコンロで提供の「牛すき鍋膳」がヒットし、12月の既存店売上高が大幅好転している。同証券では冬場に強い商品特性もあり「3月までは同様のトレンドで推移する」と見ており、今後も既存店増収が続くと予想する。  同商品の好調や今2月期3Q決算を加味し、同リポートでは業績予想を修正。今期の営業利益を従来予想の16億円から40億円に、来期予想を32億円から56億円に増額している。また、目標株価についても、従来予想の1000円から1200円に引き上げている。  ただし、来期予想ベースのPERが30倍となり、外食業界平均の15倍を大きく上回ることから、投資判断は「ニュートラル」を継続。株価は上昇しているが、さらなるアップサイドは「新商品効果のみでは見込みがたい」と評価した。  14日の吉野家HDの株価は、前場に57円高(4.3%高)の1370円まで買われている。(編集担当:片岡利文)
吉野家ホールディングスの目標株価を、10日付の三菱UFJモルガン・スタンレー証券リポートが引き上げている。
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2014-01-14 12:45