中国の地下鉄車両 米国初の導入=中国メディア

 中国メディア・人民網は24日、米国のマサチューセッツ州のマサチューセッツ湾交通局(MBTA)が現地時間22日、中国北車が製造した地下鉄車両284両を購入することを決定し、「中国の地下鉄設備が初めて米国に上陸することになった」と報じた。  記事は、米マサチューセッツ州知事事務所の責任者が「6社による競合を経て、技術や製造の経験、製品の性能、品質保証、価格などの面で評価を行い、最終的に中国北車が勝利した」とコメントしたことを紹介。入札金額は6社の中で最低となる5億5600万米ドル(約600億円)だったと伝えた。  そして、今回受注した中国北車の車両はステンレス製で、設計上の走行可能距離は年間で12万9000メートル、定期的な保守や修理を行えば少なくとも30年は使用できることや、営業運転時速が102キロメートルであることを紹介した。運行されるのはボストンやその周辺都市圏になることなどを紹介した。  また、米国で地下鉄車両を受注することに成功したことで、中国北車のレール交通設備はアジア、ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米、大洋州の6大陸をすべてカバーすることになったとも伝えた。  記事はさらに、中国南車株州電力機車公司が21日、マレーシア・クアラルンプールのライトレール路線に30編成の列車を提供する契約を結び、そのうち9編成は現地の製造基地で生産されることが明らかになったとも報じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・人民網は24日、米マサチューセッツ州交通局が現地時間22日、中国北車公司が製造した地下鉄車両284両を購入することを決定し、中国の地下鉄設備が初めて米国に上陸することになったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-10-24 10:00