中国が「製造業強国」になるためには=中国メディア

 中国メディアの光明日報は23日、北京でこのほど開催された中国質量大会において、中国工程院の周済院長が「2025年までに中国が製造業における強国になる」との構想を打ち出したことを伝えた。  記事は、周済院長の発言として、2025年までに中国が製造業における強国になるためには「中国製品の品質を世界最先端の水準にまで引き上げる必要がある」、「複数のグローバルブランドを中国から輩出する必要がある」などと述べたことを紹介した。  一方、「2025年までに中国が製造業における強国になるのは極めて難しい任務」とし、国内総生産(GDP)の伸びに比べて中国の製造業の質は向上が遅れていると指摘。周済院長が「製造業の規模に見合うだけの高品質を実現することが製造強国になるうえでの必須事項」と述べたことを紹介した。  また記事は、中国の製造業の問題点として、品質管理などにおける厳しい基準や指標が存在しないことを挙げ、「低すぎる基準のほか、基準そのものが存在しないために製品の品質が安定しない」と指摘。  また、中国には国家標準と呼ばれるさまざまな基準が「3万以上も存在する」とする一方、「国家標準はあくまでも質などの最低ラインを定めた基準であり、中国企業がより優れた製品を提供するためには国際標準をもとに、より細やかな基準を定める必要がある」と論じた。(編集担当:村山健二)
中国メディアの光明日報は23日、北京でこのほど開催された中国質量大会において、中国工程院の周済院長が「2025年までに中国が製造業における強国になる」との構想を打ち出したことを伝えた。
china,economic
2014-10-24 10:15