日経平均は152円高と急反発、エボラ報道で伸び悩みも2週間ぶり高値

 24日の日経平均株価は前日比152円68銭高の1万5291円64銭と急反発して引け、10月10日以来約2週間ぶりの高値を付けた。  世界景気に対する過度の先行き不安が後退し、投資家心理がやや改善。米国株高を好感した買いが先行し、日経平均の上げ幅は寄り付きで200円を超えた。ただ、週末で見送りムードも強く、買い一巡後は伸び悩んだ。ギニアから帰国したニューヨーク在住の医師にエボラウイルスの陽性反応が出たと報じられたことが懸念材料になったとの見方がある。  個別では、14年9月中間期業績予想を上方修正した日立製作所 <6501> が買われ、利益予想を上方修正した宝ホールディングス <2531> や純利益予想を上方修正した東邦亜鉛 <5707> も引き締まった。15年3月期の営業利益予想を上方修正した日立国際電気 <6756> も堅調。日本エアーテック <6291> 、栄研化学 <4549> 、帝国繊維 <3302> など感染症対策関連銘柄も高い。  半面、15年3月期の営業利益予想を下方修正したSMK <6798> が下落し、14年9月中間期の営業利益予想を下方修正した日本金銭機械 <6418> も売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
24日の日経平均株価は前日比152円68銭高の1万5291円64銭と急反発して引け、10月10日以来約2週間ぶりの高値を付けた。
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2014-10-24 15:00