中国で「新エネルギー自動車」の販売好調 関連事業者が「生産能力増強」へ=中国メディア

 中国政府は8月1日に、9月1日から2017年12月31日までの期間中、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車の「新エネルギー車」について、購置税(日本の自動車取得税に相当)を免除すると発表した。同免税措置を受け、中国の9月における新エネルギー車の販売台数が過去最高を記録、中国メディアの中国証券網は24日、「15年度は新エネルギー車の販売が25万台に達する可能性もある」と報じた。  記事は、中国汽車工業協会の発表を引用し、9月における新エネルギー車の販売台数が9000台を超え、前年同期比で約7倍になったことを紹介。さらに14年通年では8万台に達する見通しと伝えた。  また、14年1-9月における中国の新エネルギー車の生産台数は前年同期比で2.9倍の3万8522台、販売台数は同2.8倍の3万8163台に達したと紹介。内訳はEVの生産台数が2万2747台、販売台数は2万2258台、PHVの生産台数は1万5775台、販売台数が1万5905台だったと伝えた。  さらに記事は、中国政府が2012年に発表した新エネルギー車の発展計画では2015年までに新エネルギー車の販売台数を50万台に引き上げ、20年までに累計販売台数を500万台に引き上げると明記されたことを紹介。さらに証券会社のアナリストの分析を引用し、15年における中国の新エネルギー車の販売台数は25万台に達する可能性があると伝えた。  また、新エネルギー車の生産・販売が急増することを見越して、バッテリーメーカーや電気制御部品などのメーカーが生産能力の増強に向けて動き出していると紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国政府は8月1日、9月1日から2017年12月31日までの期間中、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車の「新エネルギー車」について、購置税(自動車取得税)を免除すると発表した。中国メディアの中国証券網は24日、「15年度は新エネルギー車の販売が25万台に達する可能性もある」と報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-10-24 16:00