富士フイルムが続伸、厚労省専門家会議でエボラ熱未承認薬「アビガン」の使用許容

 富士フイルムホールディングス <4901> は続伸し、午前9時29分に118.5円高(3.30%高)の3706円を付けた。厚生労働省が24日、日本人がエボラ出血熱に感染した場合、富士フイルムグループの富山化学工業が開発したインフルエンザ薬「アビガン(一般名:ファビピラビル)」の使用を許容することで合意した。  また、27日に富士フイルムが米ワクチン製造会社のケイロン・バイオセラピューティクスを買収すると報じられたも支援材料になっているもよう。ケイロン社は炭疽(たんそ)菌など危険度の高い感染症向けの製造技術を持っているという。  世界保健機構(WHO)は25日、エボラ出血熱の感染者数が1万人を超えたことを明らかにした。東京株式市場では、富士フイルムのほかに、日本エアーテック <6291> 、アゼアス <3161> など感染症対策関連株の一角が上昇している。(編集担当:宮川子平)
富士フイルムホールディングスは続伸し、午前9時29分に118.5円高(3.30%高)の3706円を付けた。
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2014-10-27 09:45