タカタが連日の年初来安値、エアバッグのリコール問題拡大を懸念
タカタ <7312> が前週末水準で寄り付いたものの、その後に急落。連日で年初来安値を更新し、103円安(6.7%安)の1435円まで売られている。
同社が抱えるエアバッグのリコール問題において、米下院の委員会が本格的な調査を始めたと報じられており、影響拡大が懸念された。
同件を巡っては、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が20日にエアバッグの交換を促す声明を発表。21日にはリコール対象車両台数がさらに拡大する可能性もあると発表し、「リコール費用は製品保証引当金に繰り入れられている」と発表していたタカタに対して、追加負担が必要になるとの見方が広がり、株価が急落していた。
米下院のエネルギー・商業委員会はNHTSAに説明を聞き、同問題の捜査を開始すると見られている。また、米国において同社や自動車メーカーに対して集団訴訟が提起される可能性も指摘されていることで、同社株に見切り売りが進んだもようだ。(編集担当:片岡利文)
タカタが前週末水準で寄り付いたものの、その後に急落。連日で年初来安値を更新し、103円安(6.7%安)の1435円まで売られている。
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2014-10-27 12:30