韓国経済の「基盤」が揺らぐ 「製造業」の成長鈍化=韓国華字メディア

 韓国メディア・亜洲経済の中国語版は24日、韓国の製造業が金融危機以来のマイナス成長になったと伝え、「韓国経済の基盤が揺らいでいる」と報じた。  記事は、韓国の中央銀行である韓国銀行が24日に発表した第3四半期の国内総生産(GDP)速報値を引用し、韓国の製造業の成長率が前期比0.9%減になったと指摘、「金融危機以来のマイナス成長になった」と伝えた。  続けて、第3四半期の輸出も前期比2.6%減になったとし、「2008年第4四半期以来の減少幅」と紹介。GDPそのものは前期比0.9%増とプラス成長を保ったものの、「輸出を中心とする韓国の製造業がマイナス成長になったことは楽観視できないシグナル」と伝えた。  また、サムスンの第3四半期の売上高が前期比10.22%減の47兆韓国ウォン(約4兆8200億円)にとどまり、現代自動車の第3四半期の営業利益が前年同期比18%減、起亜自動車の営業利益も同18.6%減になったことを挙げ、「韓国の大手企業の業績もさえない」と指摘した。  さらに記事は、韓国の製造業および輸出がマイナス成長になった背景には、「スマートフォンや液晶パネルといった韓国の主力製品の輸出が低迷したことが直接の原因」と指摘。続けて専門家の意見を引用し、「中国経済の下振れや円安、不安定な金融市場など外部環境が韓国の輸出にマイナスの影響をもたらした」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Nattanan Srisut/123RF.COM)
韓国メディア・亜洲経済の中国語版は24日、韓国の製造業が金融危機以来のマイナス成長になったと伝え、「韓国経済の基盤が揺らいでいる」と報じた。(イメージ写真提供:(C)Nattanan Srisut/123RF.COM)
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2014-10-27 13:00