カッパHDが大幅安、TOBと同時に増資を発表、株式が希薄化
カッパ・クリエイトホールディングス <7421> が朝高後、午前10時過ぎに59円安の1048円付近に下げてもみ合い、その後はさらに売られている。午前10時23分には121円安(10.9%安)の986円まで下落した。
27日午前10時に、コロワイド <7616> が子会社を通してカッパHDへのTOB(公開買い付け)を発表。TOB価格となる1048円にサヤ寄せしたほか、追加で第三者割当増資を実施するため、株式の希薄化がさらなる売りにつながっている。
コロワイドはカッパHD株の過半数である50.50%の保有を目的にTOB及び第三者割当増資の引き受けを実施。TOB価格1048円は24日の終値1107円に対して5.33%のディスカウントになった。
第三者割当増資の金額はTOBの応募数によって変更となり、現在カッパHDの筆頭株主である神明ホールディングス(28.30%保有)がTOBに賛同すると表明しているものの、他に応募がなかった場合は、増資は最大で約1516万株に。また、応募が買付予定数の上限である38.20%を達した場合は、増資は最小の約584万株となる。
増資による希薄化は、最大で発行済株式総数の32.51%、最小で12.51%となる。第三者割当増資により調達する158億88934万円(最大)は、既存店舗の設備増強や新規出店、既存借入金の返済などに充てられるという。
コロワイドの株価はTOB発表後に買われ、後場に49円高の1330円まで買われている。(編集担当:片岡利文)
カッパ・クリエイトホールディングスが朝高後、午前10時過ぎに59円安の1048円付近に下げてもみ合い、その後はさらに売られている。
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2014-10-27 13:30