日経平均は489円安と大幅反落、全33業種が下落
14日の日経平均株価は、489円66銭安の1万5422円40銭と大幅反落で終えた。
前日NYダウの軟調に加え、為替の円高進行が嫌気され、日経平均は254円安と急落してスタート。前場は1万5500円台でもみ合ったあと、後場に入り再び下げ幅を拡大、ファーストリテイリング <9983> や、ソフトバンク <9984> などの値がさ株の下げが重しとなり、一時は昨年(13年12月18日)以来の1万5400円割れの水準まで売られた。
個別では、バルチック指数の軟調で商船三井 <9104> や川崎汽船 <9107> などが大きく売られたほか、大和証券が投資判断を引き下げたダイセキ <9793> 、今11月の減益予想が嫌気された日本フイルコン <5942> などが軟調。前週急騰後の利益確定売りに押された大日本住友製薬 <4506> も急落した。
一方、今2月期の配当予想を大幅増額修正したディップ <2379> が急騰したほか、今2月期3Q営業益が5.4倍に拡大したローツェ <6323> はストップ高。ラウンドワン <4680> は昨年(13年)12月度の月次売上好調で急伸し、同じく昨年12月の月次売上が大幅増収となったサニックス <4651> も大幅高している。
また、目標株価引き上げがあった吉野家ホールディングス <9861> 、今2月期3Q純利益が9割増となったガリバーインターナショナル <7599> 、今2月期の業績予想と配当予想を上方修正したグラファイトデザイン <7847> なども強い動きを見せた。
業種別では、全33業種が下落。保険株や証券株、ノンバンク株、海運株などが厳しい下げとなった。(編集担当:片岡利文)
14日の日経平均株価は、489円66銭安の1万5422円40銭と大幅反落で終えた。
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2014-01-14 15:00