「床下浸水がありえない、水害に強い家」=ユニバーサルホームが特集を公開

大雨による床上浸水、床下浸水などの住宅被害は、「もはや他人事ではない」と感じる人が増えている。近年の集中豪雨の多発は、都市化による都市構造の高度化などによって、特に1976年以降に都市部の水害被害は顕著に増加している。このような状況を受け、新築一戸建ての注文住宅メーカーのユニバーサルホームが2014年10月28日、「建ててからではもう遅い! 水害被害の知られざる実態とその対策 ―床下浸水がありえない家― 」という特集ページを公開した。大型台風やゲリラ豪雨の実態をデータで検証し、改めて、家づくりにおける被害対策を考えるきっかけになる。(写真提供ユニバーサルホーム)
特集ページで紹介されているデータによると、2012年の主な風水害は台風4号と台風17号の上陸、7月11日からの梅雨前線による大雨(九州北部豪雨を含む)の3件で、浸水被害や土砂災害による大きな被害がもたらされた。この時の住宅被害は合計で全壊357棟、半壊2542棟、一部破損2230棟、床上浸水3005棟、床下浸水は1万702棟になっている。
さらに、ゲリラ豪雨などの集中豪雨などによる浸水被害も加えると、2012年には床下浸水が全国で約4万棟、床上浸水が約9000棟になる。1年間の浸水被害額は約1641億円と推定されている。
そして、実際に、土砂や下水を含んだ汚泥が床下に浸水した場合、極めて不衛生で臭いも強いため、床をはがして土砂・ごみ等を取り除き、清掃・乾燥、消毒作業など、適切な修繕をしないと、そのまま家に住み続けることが困難になる。ところが、一般には保険でカバーされているのは、床上浸水(または地盤面から45センチメートル超)が発生した場合に限られ、床下浸水の汚泥の除去などには保険が適用されないことになっている。
このため、水害から自宅を守るため、最も被害件数が多い「床下浸水」の対策が重要なポイントになるといえる。近年の集中豪雨の多発、都市化の進展による雨水流出量の増大、人口・資産の集中や地下空間利用の拡大等による都市構造の高度化などによって、都市部における水害被害が増えていることに注意が必要だ。
そこで、「床下浸水がありえない家」として紹介しているのが、ユニバーサルホームの住宅基礎「地熱床システム」だ。「地熱床システム」は、通常の木造住宅では床下の湿気を防ぐために設けられている通気口や床下の部分に、砂利を敷き詰め、その上に温水パイプを敷いてコンクリートを流し込んで密閉する構造。そもそも床下がないため、「床下浸水がありえない家」になっている。
ユニバーサルホームの「地熱床システム」は、「地震・津波に強い基礎」として公益財団法人日本デザイン振興会の「グッドデザイン賞」を受賞し、そして、「災害から子供たちを守る基礎」として特定非営利活動法人キッズデザイン協議会から「キッズデザイン賞」を受賞している。また、実際にユニバーサルホームの家を購入した顧客の購入動機の第1位は「地熱床システム」になっており、ユーザーの評価も高い。(編集担当:風間浩)
大雨による床上浸水、床下浸水などの住宅被害は、「もはや他人事ではない」と感じる人が増えている。近年の集中豪雨の多発は、都市化による都市構造の高度化などによって、特に1976年以降に都市部の水害被害は顕著に増加している。
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2014-10-27 14:45