日経平均終値は97円高、東電やNRI、ガンホーが買われる
27日の日経平均株価は、97円08銭高の1万5388円72銭と続伸した。
前週末の米国株市場が127ドル高となり、マイクロソフトなどの好決算により続伸。日本株も米国株高にツレ高し買いが先行、日経平均は112円高の1万5404円で寄り付いた。
その後は今週開催予定のFOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合に対する様子見ムードもあり、やや上げ幅を縮小してもみあったものの、後場に入ると電力株などが買われ、日経平均はジリ高となり前場高値を更新する場面もあった。
個別株では、今期の単体で経常黒字確保の見通しが報じられた東京電力 <9501> が大きく買われたほか、富士エレクトロニクス <9883> との経営統合を発表したマクニカ <7631> 、9月中間期の純利益が過去最高となった野村総合研究所(NRI) <4307> 、1―9月期が営業1割増益と観測されたガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> などが大幅高となった。
ほかにも、今3月期業績予想の上方修正を発表した日本ライフライン <7575> がストップ高まで買われ、今3月期予想を増額したMipox <5381> や太陽工機 <6164> も急騰している。
一方で、天候不順などが響き業績予想を減額したココカラファイン <3098> や、コロワイド <7616> によるディスカウントTOBと第三者割当増資の引き受けが嫌気されたカッパ・クリエイトホールディングス <7421> が急落。
また、エアバッグのリコール問題の拡大が懸念されたタカタ <7312> や、通期計画が減収減益に転じた森永乳業 <2264> 、利益予想や配当予想を増額したものの利益確定売りに見舞われた全国保証 <7164> などが軟調となっている。
業種別では、全33業種が上昇。電力・ガス株や空運株が大幅に買われたほか、鉄鋼、陸運、化学、建設株などが強含んだ。(編集担当:片岡利文)
27日の日経平均株価は、97円08銭高の1万5388円72銭と続伸した。
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2014-10-27 14:45