【本日注目の通貨ペア】ユーロ/ドル:独10月IFO景況指数に注目
前週末に、欧州中銀(ECB)が域内銀行の資産などを調査した「ストレステスト」の結果を公表し、130行中25行の不合格と合計250億ユーロの資本不足を指摘した。ただ、ユーロ/ドルは本日の東京市場で1.2710ドル台を回復して堅調に推移しており、テスト結果が事前に伝えられていた観測報道どおりであった安心感から材料出尽くしとなった模様だ。また、ネットのユーロ売りポジションが1ヶ月半ぶりの高水準で高止まりしていた事も、材料出尽くしで買戻しが優勢となっている一因だろう。
こうした中、本日は独10月IFO景況指数が発表される。独企業の景況感を示すIFO景況指数は前回9月分まで5カ月連続で悪化しているが、10月の独製造業PMIが予想を上回るなど、足元で独景気の底打ちを示す経済指標が散見され始めている。ユーロ安の影響などから独企業の景況感が半年振りに改善する事になれば、一段のユーロ買い戻しに繋がりそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
前週末に、欧州中銀(ECB)が域内銀行の資産などを調査した「ストレステスト」の結果を公表し、130行中25行の不合格と合計250億ユーロの資本不足を指摘した。ただ、ユーロ/ドルは本日の東京市場で1.2710ドル台を回復して堅調に推移しており、テスト結果が事前に伝えられていた観測報道どおりであった安心感から材料出尽くしとなった模様だ。
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2014-10-27 18:30