日経平均は25円安スタート、買い材料難で利益確定売り

 28日の日経平均株価は前日比25円44銭安の1万5363円28銭で寄り付いた。米国株は小幅に上昇し、ドル・円も107円台後半で底堅く推移しているが、FOMC(米連邦公開市場委員会)などの重要イベントを前にポジションを傾けにくく、買い手控えムードが広がるなか、利益確定売りが優勢となっている。  個別では、4―9月期で営業益40%減と伝わった小森コーポレーション <6349> が急落。14年9月中間期業績予想を下方修正したセック <3741> も売りが先行した。15年3月期業績予想を据え置いた日立工機 <6581> も軟調に推移している。14年9月中間期の営業益予想を小幅に引き下げたIHI <7013> もさえない。  半面、あすか製薬 <4514> 、4―9月期の経常益が計画上ブレと報じられた日本郵船 <9101> は堅調。「災害対応ロボット産業集積支援事業」で交付決定が通知された菊池製作所 <3444> も上昇している。アゼアス <3161> 、日本エアーテック <6291> 、富士フイルムホールディングス <4901> 、日本アビオニクス <6946> など感染症対策関連銘柄も買いを集めた。(編集担当:宮川子平)
28日の日経平均株価は前日比25円44銭安の1万5363円28銭で寄り付いた。
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2014-10-28 09:15