米国が「早期利上げ」すれば 日中よりも韓国がダメージ=中国メディア

 韓国メディアの亜洲経済の中国語版は27日、国際通貨基金(IMF)が27日にアジア太平洋地域経済見通しを発表したことを紹介、米国が早期利上げを行い、市中金利が急上昇した場合、もっとも大きなダメージを受けるのは韓国だと指摘したことを伝えた。  記事は、2015年の韓国経済の成長率について、韓国政府は4.0%、韓国の中央銀行である韓国銀行は3.9%と予測していることを紹介。  一方、米国が早期利上げを行った場合、韓国の経済成長率は0.98%引き下げられる見通しだと紹介、中国の0.79%減、日本の0.86%減に比べ、韓国はより大きなダメージを受ける可能性があると論じた。  続けて、「IMFの予測は楽観視できるものではない」としながらも、韓国には新しい財政政策と金融政策を実行できるだけの余力は残されていると指摘。米国が利上げを実施し、米国へのマネー還流が起きた場合は、適切な対応策を打ち出すことができればダメージを軽減できると論じた。  IMFの予測に対し、韓国経済学会会長の金正湜氏は「韓国政府は為替政策と金利政策のバランスを取ることが求められる」と指摘し、製造業振興のための政策を打ち出すべきだと述べたことを伝えた。(編集担当:村山健二)
韓国メディアの亜洲経済(華字版)は27日、国際通貨基金(IMF)が27日にアジア太平洋地域経済見通しを発表したことを紹介、米国が早期利上げを行い、市中金利が急上昇した場合、もっとも大きなダメージを受けるのは韓国だと指摘したことを伝えた。
china,economic,korea
2014-10-28 09:30