エクセルがストップ高、業績予想の修正で最終赤字転落も悪材料出尽くし感
エクセル <7591> は4営業日ぶりに急反発し、午前9時28分に300円ストップ高の1372円を付けた。27日引け後に15年3月期業績予想の修正を発表し、最終赤字に転落したが、悪材料出尽くし感から買いが先行した。同社は14日に香港子会社で債権取り立て不能の恐れがあると明らかにし、翌15日の株価はストップ安配分されていた。
香港子会社が取引先に対して有する売掛金債権について回収可能性を検討した結果、債権残高に対する貸倒引当金繰入額を特別損失として計上する。最終損益が14年9月中間期で16億円の黒字から8億円の赤字(前年同期は8億6400万円の黒字)に、通期でも29億円の黒字から80億円の赤字(前期は15億1700万円の黒字)に転落する見通し。
一方、営業利益予想については、中間期で小幅に下方修正したものの、通期では39億円から43億円に引き上げた。海外市場を中心としたスマートフォンやタブレットおよびその関連製品の好調が継続しており、本業の堅調推移を見込んでいることも買い材料になったようだ。(編集担当:宮川子平)
エクセルは4営業日ぶりに急反発し、午前9時28分に300円ストップ高の1372円を付けた。
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2014-10-28 09:45