カゴメがジリ高、中間期営業益は減額水準から上積み

 カゴメ <2811> が後場に一段高。午後0時57分に47円高(2.7%高)の1770円まで買われている。  27日引け後に、今3月期の9月中間期業績を発表。売上高は1028億2500万円(前年同期比0.9%減)、営業利益は32億5800万円(同35.1%減)で着地した。  海外事業は増収となったが、国内事業は消費増税による駆け込み需要の反動減もあり減収に終わった。また、利益面では輸入原材料の値上がりや円安による売上原価率の上昇などが影響している。  同社は7月に中間期・通期の業績予想を下方修正済みであり、中間期の売上高は1090億円から1040億円に、営業利益は48億円から32億円に引き下げていた。  売上高は修正後の水準に届かず減収に転じたものの、営業利益が6000万円近く上積みされたことや、株価が17日に1652円まで下落、年初来安値(2月の1647円)付近まで調整済みである点が、きょうの買いにつながったもようだ。(編集担当:片岡利文)
カゴメが後場に一段高。午後0時57分に47円高(2.7%高)の1770円まで買われている。
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2014-10-28 13:30