ホンダが通期予想を修正、売上高は微減額、最終減益に転じる
ホンダ <7267> が28日引け後、今3月期の業績予想を修正している。
通期計画の売上高は、従来予想の12兆8000億円から12兆7500億円(前期比7.7%増)に減額。営業利益は7700億円(同2.6%増)の従来予想を据え置いたものの、純利益は6000億円から5650億円(同1.6%減)に引き下げ、減益予想に転じている。
販売台数の減少を見通したことで売上高を引き下げたほか、利益面では為替の円高進行がプラス寄与するとみているものの、アジアの事業環境の変化で関連会社持分利益の減少を想定、純利益の予想を引き下げた。
同社の9月中間期業績は、売上高が6兆30億5500万円(前年同期比4.9%増)、営業利益は3624億8500万円(同1.7%増)となった。
二輪事業は欧州やアジアが好調となったが、日本で売上が落ち込み、営業利益は販管費の増加で減益に終わった。一方の自動車は、日本で販売好調となり北米の不振をカバー。コストダウン効果などで営業利益も増益となっている。
ホンダの28日の終値は、24.5円安の3306円。同社株は10月17日に3252円の年初来安値を付けている。(編集担当:片岡利文)
ホンダが28日引け後、今3月期の業績予想を修正している。
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2014-10-28 21:30